WIRED「ノームコア」が本当に意味するもの

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最近よく「ノームコア」という言葉を目にする機会があり、気になっていたところ、WIRED.jpで大変に面白い記事を読んだ。「ノームコア」が本当に意味するもの、というSANAE AKIYAMAさんという方が書かれたテキスト。

その内容によると、「 ノームコア」とは、「ノーマル(普通)」と「ハードコア(究極)」という言葉を掛け合わせた造語で、昨年あたりからデニム+シャツ+スニーカーのような極めて普通なコーディネイトが「ノームコア」と呼ばれ、流行しているのだとか。

「 ノームコア」はニューヨークのトレンド予測集団K-HOLEが提唱した言葉で、もともとはファッションというよりも、生き方や姿勢を指しているそう。ネットの普及で世の中の多様性が可視化され、人々は自分がさほど特別な存在ではないということに気づき始めた。それが「マス(集団)」と「インディペンデント(独立)」を掛け合わせた「マス・インディ」の誕生で、ヒップスターやパンクもそのうちに含まれる。

そこで、あえてファッションで個性を叫ばない、「マス・インディ」とは間逆の「ノームコア」がトレンドとなったそう。「ノームコア」な人たちは、服装で自分の本質を表現しようせず、どんなに平凡な格好だろうが自分はユニークな存在であり、それを外見で示す必要などない、という考えを持つらしいのだ。

なるほど、みんなとは違う自分を主張して中身が伴わないよりは、ずっとカッコいいかもしれない。奇抜なファッションをしていても、突出したアイデアを持っていたり、思想もラディカル、なんて人は実はそう多くないものね。派手な看板掲げているわりに没個性、みたいな人間より、ありふれたパッケージの内側にすっごい宝物入ってた! みたいな人間の方が魅力的だろう。

私自身ここ数年、まったく洋服にお金をかけなくなり、見た目も中身もノーマルなので、今回読んだ記事に刺激を受けた。あと、個人的な好みを言うと、私は映画やドラマに出てくるヒップスターな男の子もやっぱり大好き。たとえ奴らが扱いづらい面倒な性格でも、あの大島渚メガネやくたっとしたシャツにはキュンとしてしまう。だから今度は、ファッションは「ヒップスター」で、中身は「ノームコア」—―「ヒップコア」なトレンドがきてくれるといいな、なんて思ったりする。

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